錦江湾
システムエンジニア

【インタビュー】東京で手に入らなかった幸せを、鹿児島で見つけました。

東條 昭宏(35) 2020年8月入社

仕事は客先常駐ばかり。職場を転々とする生活。

東京では大手のIT企業に所属していました。名前を言えば、誰でも知っているような大企業。でも仕事場は、いわゆる「客先」でした。1つのプロジェクトが終わるたびに、銀行や保険会社などを転々としながら、業務用システムの保守に取り組んでいました。

鹿児島にUターンしたのは、35歳のときです。本当は、5年前から帰ってきたかったんですよ。東京では知り合いも増えなかったし、時間の流れもすごく早く感じていて、生活にゆとりがありませんでした。毎日の通勤電車もつらかったですね。いちばん遠い客先だと、東京のはしからはしまで、片道2時間かかって通っていました。あとはやっぱり、親のこと。年々、歳をとっていきますし、近くにいてあげたいと思うようになったんです。

転職して、SEのイメージが変わった。

でも、地元にはなかなかいい仕事がなくて…。2020年のUターンフェアでこの会社を見つけたときはうれしかったですねぇ。東京での経験が活かせる仕事がやっと見つかったと思ったし、SCSKはワークライフバランスを大事にしているイメージもあったので、すぐに「入りたい!」と思いました。

実際に入社してみると、SEという仕事の印象が変わりました。残業が大幅に減ったし、休みも取りやすくなって、自分の時間がすごくできました。前の職場は夜の残業も多かったんですよね。でも今は、平均すると18時半すぎには会社を出ていると思います。しかも家までは、歩いて15分(笑)。通勤がすごく楽になりました。会社の近くには、母校の高校もあるんですよ。その頃よく遊んだ天文館も目と鼻の先。なんだか自分の庭に帰ってきたようで、毎日リラックスできています。
指し示す東條さん

釣り場や温泉がたくさん。都市開発も進む鹿児島。

自分の時間が増えたので、新しい趣味も始めました。釣りです。鹿児島は錦江湾もあるし、ちょっと足をのばせば、東シナ海にも面しています。季節ごとにいろんな魚が釣れるんですよ。今は釣りの道具を買ったり、触っているだけでも幸せです(笑)。あと、鹿児島には、まちなかにも、日帰りで入れる温泉がいろんなところにあるんですよ。温泉好きとしてはたまりませんね(笑)。思い立った時に気軽に温泉に行って、体と心をリフレッシュしています。

鹿児島に帰ってからは、時間の流れもゆっくり感じます。その一方では、都市開発も進んでいて、昔はなかったような新しいビルもどんどんできています。今は九州新幹線もありますからね。早い新幹線だと、福岡へも1時間半で行けるんです。本当に便利になりました。
鹿児島の温泉
錦江湾での釣り

自分の会社で働くという、当たり前の幸せ。

SEになってもう10年以上になりますが、自分の会社で仕事をするのは、この会社が初めてなんです。だから毎日がすごく新鮮ですね。客先常駐スタイルは、メンバーとやっと仲良くなって、信頼関係が築けたというところで、解散してしまいます。さみしさやむなしさも感じていたんですが、今は違います。この会社はチーム一丸となって仕事に取り組んでいるし、誰かが困っていれば、誰かがサポートする。そういう雰囲気が、すごく好きなんですよね。
笑顔の東條さん

入社まもなく、リーダーに抜擢されてびっくり。

もう1つ、この会社に入って驚いたことがあります。それは、入社して日が浅いのに、プロジェクトリーダーを任せてもらえたこと。中途入社のハンデが全くないことにも驚いたし、そもそも地方はものづくりだけで、リーダー職なんてないだろうなと思っていたんですよ。東京時代にもなれなかったリーダーに、鹿児島でなれるなんて。本当にうれしかったですね。

今は、大手通信キャリア向けのプロジェクトを担当しています。メンバーは30人。チームで目標に向かっていき、成果を上げていくやりがいを感じています。
と同時に、「もう場所にとらわれる必要なんてないんだ!」と実感しました。昔は東京でしかできない仕事があったのかもしれませんが、これからは違います。地方で仕事とプライベートを両立させることが、もっと当たり前の時代になると思いますね。
笑顔の東條さん