熊本市全体を撮影
システムエンジニア

<熊本県>動画で感じるLOCALIFE

いつかは地元に帰りたいと思っているけれど、それが「いつか?」は、わからない。そんな思いを抱えながら東京で働いていた古閑剛さん(取材時32歳)。その背中を押したのは、2016年の熊本地震だったそうです。テレビに映る、傷ついたふるさとを見て、「帰ろうと心が動いた」と振り返ります。そしてSCSKニアショアシステムズに転職。なつかしい地元で待っていたのは、東京と変わらない仕事と、東京では得られなかった豊かな暮らしでした。

インタビューを終えた後、古閑さんは熊本開発センターの周辺を案内してくれました。SCSKニアショアシステムズの拠点はどこも、その都市の都心にあります。それは熊本も同じで、「東京で言うと、丸の内みたいな感じですね。ちょっと出れば、本屋もカフェもありますし。再開発も進んでいて、僕が東京へ行っている間に、熊本のまちもずいぶん大きくなっていました」と驚く古閑さん。でも、変わらないものもありました。熊本市の中心部にそびえる熊本城です。「熊本城を見ると、ほっとしますね。会社からも近いので、春はみんなで花見に行くんです。震災で崩れていた城が少しずつ復興していく様子を見ていると、うれしくなります」。住むまちに、誇りを持てること。それもまた、地方への転職がもたらす幸せの1つなのでしょう。