システムエンジニア

【インタビュー】40代後半で転職し、単身赴任から開放。 エンジニアとしてもさらに成長できる環境へ。

M.T.(50) 2023年入社

新卒時は地元で働く選択肢が少なかった。

私は48歳の時に、SCSKニアショアシステムズ福井開発センターに転職しました。前職は、福井県内のシステム開発企業。新卒で入社し、20年以上、その会社で働いていました。もともと学生の頃から地元でシステム開発の仕事がしたいと思っていたのですが、私が就活していた当時は選択肢が少なく、最初に内定をもらったその会社に決めたんです。

その会社は、独立系のシステム開発会社でした。大手企業と協業しながら、さまざまな企業向けのシステム開発を請け負っていました。私はプログラマーからスタートし、SEにステップアップ。40歳を過ぎた頃から、部長を任されていました。仕事はやりがいもあり、楽しかったのですが、転勤が多いことが悩みだったんです。

家族と離れ離れの生活。

入社後は、東京に配属。数年後、いったん福井へ戻ってきましたが、再び東京、その後は金沢へ異動となり、転職前最後の4年間は大阪で勤務していました。31歳の時に結婚したのですが、すぐに子どもが生まれまして。そうなると、なかなか一緒に異動するのは難しい。なので、子どもが生まれてからはずっと単身赴任を続けていました。家族とはほとんど一緒に住んでいないかもしれません(苦笑)。妻は「そういう仕事だから仕方ない」と理解してくれていましたが、私自身はやっぱりさみしかった。なので週末は福井に帰っていたのですが、当時は東京からだと3~4時間かかっていました。そして日曜の夜にまた、東京へ戻るんです。その移動はすごく大変でした。

と同時に、責任のあるポジションを任されるようになるにつれ、精神的なプレッシャーを感じる場面も増えていきました。単身赴任先で1人で過ごす時間が長くなる中で、心身のバランスを崩しかけることもあり、「会社に行きたくない」と思うこともありました。一方で、会社から求められる役割は次第に大きくなり、やがて大規模な部署の部長として、経営に近い責任も担うようになりました。

もう1度、エンジニアに戻るために。

加えて、システム開発の業界も大きな変革期を迎えており、会社の将来について不安を感じるようになったことも、転職活動を始めるきっかけになりました。
転職サイトに登録したのは、47歳の時です。会社を辞める1年前ですね。年齢が年齢だったので、地元にどういう求人があるのか、不安もありましたが、エージェントからいくつか求人を紹介してもらうことができ、その中にこの会社があったんです。

この会社を選んだ理由の一つは、前職時代に業務を通じて接点があり、社風や仕事の進め方を理解していたことです。そのため、入社後の業務内容についても大きなギャップはないだろうという安心感がありました。また、私自身、経営的な役職から一歩離れ、エンジニアとして現場の仕事に携わりたいという思いが強くなっていました。この会社であれば、モノづくりに専念できると感じたのです。

地元で、グローバル企業を支える日々。

現在は、地元にあるメーカーの生産管理システムのリーダーを任されています。地元にあるといっても、世界的な企業。工場は24時間動いていますので、それを支えるシステムの保守が、我々の仕事です。私自身はリーダーとして、進捗の管理や、スケジュールの管理、お客様と話し合って次の方針を立てたり、といった役割に取り組んでいます。メンバーは18名。前職より部下は多くなりました。

前職では客先に常駐して仕事をすることが多かったんですが、現在は自社で腰を据えて業務に取組んでいます。働く環境が安定したことで、気持ちの面でも余裕を持って仕事に向き合えるようになりました。ただ、戸惑ったのは、仕事のスピード感の違い。お客様とのやりとりも、以前はメールだったのですが、今はビジネスチャットを使ってリアルタイムで行っているので、すごくスピードが速いんです。でも、わからないことや困ったことがあればすぐに周りに相談することができる環境。職場は緊張感がありつつも、コミュニケーションがよくとれていると感じます。

毎日徒歩で通勤。休日は家族と温泉へ。

転職してまずうれしかったのは、歩いて通勤できるようになったことですね(笑)。自宅から30分ちょっとで会社に到着します。出張も減りました。週に1回くらいはありますが、行き先は県内の客先か、金沢か。日帰りで行けるので、すごく楽になりました。出張に出ても、その日のうちに帰って、自宅で晩ごはんを食べることができますからね。

休日ものんびりできるようになりました。前職の時は、日曜日の夕方には単身赴任先の大阪や東京に戻らないといけなかったので、夕方が近づくと、気持ちも重かったんです。「あー、戻んなきゃいけない…」という、何とも言えない気持ちになっていたので、それがなくなったことは精神的にすごく大きいです。
転職後は、家族で出かけることも増えました。買い物に行ったり、越前海岸にカニを食べに行ったり。日帰りの温泉にもよく行きますよ。福井には「あわら温泉」がありますし、石川の「山代温泉」にも、車で1時間ちょっとで行くことができますから。

子どもの三者面談にも初めて行けた。

有給休暇も取りやすくなりました。前職ではなかなか取れなかったんです。一応、制度はありましたし、部下には取るように言うんですけど、自分自身は体調不良の時しか、休めませんでした。そういう雰囲気が社内にあったんですよね。でも今は違います。むしろ積極的に休みをとらないといけない。これは転職後に感じた大きなギャップでした(笑)。なので今は、毎月1~2回は有休を取っています。

そうした休みを使って、子どもの学校行事にも参加できるようになりました。高校生の子どもの三者面談にも行ってきましたよ。子どもには「来るな」と言われたんですけどね(笑)。でも、先生に会ってみたかったですし、妻に全部お任せなのもどうなのか?と思っていましたので。子どもの大事な節目に立ち会えたのは、すごく良かったと思っています。

地域だけでなく、全国の仲間ともつながれる。

福井はのんびりしていて、東京みたいに、人が多くないのがいいところ。それでいて、それなりにいろんな施設も揃っているので、暮らしやすいです。

この会社は社員の多くが地元出身ということもあって、地域の話題が自然と出る点に、会社と地域の近さを感じます。私自身も、地元に戻ったことで、近所付き合いや地域行事など、以前より地域とのつながりを感じるようになりました。

一方、エンジニアとしては、地方にいるハンデは特に感じていません。コロナ禍を経て、リモートもできるようになりましたし、ましてやこの会社は東京、大阪の企業の仕事をしていますから。また全国の拠点で、いろんな人が、いろんな仕事をやっていて興味深いし、つながりを持てるのも、エンジニアとしてはとても良い環境だと思います。

経験を活かしつつ、新しいスキルも身に着く。

また、うちのチームは、上流から下流まで一気通貫で仕事をしています。クライアントの工場の人たちと直接ミーティングをして、要件を積み上げ、実際の設計から保守まで担っており、とても難しいことをやっていると思います。それでいて、チームのメンバーは若く、私が唯一の50代(笑)。若い社員が多い分、自分自身も学び続ける意識を持てますし、役割の幅も広げていけると感じています。自分の経験を若い人たちに伝えつつ、若い人から新しい技術を学ぶことも多く、日々刺激をもらっています。キャリアを積み上げ直すという意味でも、前向きな転職になったと思います。

これからも、若い社員と協力しながら、チーム全体の底上げに貢献していきたいと考えています。地元に根差し、無理のない働き方を続けながら、長く頼られる存在でありたいですね。

年齢を重ねてからの転職には不安もあると思いますが、この会社には年齢やバックグラウンドに関わらず受け入れてくれる環境があります。地元で腰を据えて働きたい方、これまでの経験を活かしたい方には、ぜひ検討してほしい職場です。