熊本開発部 部長

【インタビュー】歴史と自然と都会が融合する熊本なら、 人生をもっと豊かにできる。

熊本開発部 部長 堀ノ内 浩二さん

南九州の開発を活性化させるために誕生。

熊本開発センターは、2018年、「南九州ドミナント構想」のもとに開設された、若い拠点です。「南九州ドミナント構想」とは、歴史のある宮崎開発センターを中心に、南九州に開発拠点のネットワークを拡大していこうというものです。熊本の立ち上げに際しては、宮崎や鹿児島の技術者が手厚くサポートしてくれ、今も両拠点とタッグを組んだ案件が数多くあります。

例えば、鹿児島とタッグを組んでいるのは車関係のシステム開発。またSCSKの独自ERPパッケージの開発を宮崎が担当しているので、熊本も一緒に取り組んでいます。もう1つは、ビッグデータですね。多くの企業でビッグデータを活用する動きがある中、ビッグデータを有効活用するためのETLというツールを使った新しいビジネスにも取り組んでいます。

さまざまな地域からやってきた人材が活躍中。

熊本開発センターには今、約30名の社員が在籍しています。2016年に準備室を立ち上げたときから採用活動を始めており、新卒入社は2017年から毎年入社しています。ですから約30名のうち、ほぼ半数が新卒社員。歴史だけでなく、メンバーも非常に若い拠点なんです。
集まってくれた社員は、まじめで寡黙、コツコツやるタイプの人が多いというのが自分の印象ですね。熊本出身者が最も多く、鹿児島、宮崎出身の方もいます。まだまだ立ち上げ期にある熊本のために、いろいろな場所から技術を持った人材が集まり、活躍してくれています。

熊本の繁華街は九州第2の規模。その近くには熊本城も。

私は鹿児島生まれの、鹿児島育ち。熊本には、2019年に赴任してきました。宮崎や鹿児島でも働いた経験を持っていますが、熊本の魅力はバランスの良さだと思いますね。九州第2の大きな繁華街を持っているんですが、そのまわりには、歴史のある熊本城や、美しい緑もたくさんあるんです。自然と歴史と都会が融合している感じが、すごくバランスいいなと思います。

そんな熊本で、SCSKニアショアシステムズのネームバリューを上げていくことが、今の私の目標の1つです。熊本にもこういう会社があるんだ、ということをたくさんの人に知ってほしい。熊本地震以降、「Uターンして家族のそばにいたい」というニーズは高まっています。そうした人材に雇用の場を提供し、熊本出身者が、熊本への思いを持って、熊本開発部を育てていく、という流れを作れたらいいなと思っています。

開発の仕事に専念できる。それが当社の大きな魅力。

SCSKニアショアシステムズの魅力は大きく2つあると思っています。1つは、ソフトウェア開発の仕事に専念できること。親会社であるSCSKの大規模システム案件を、我々が開発していくというスタイルですので、我々は営業をせず、開発に専念できるんですね。技術を磨くということに、精一杯力を注げるんです。

もう1つは、地方で最先端の仕事ができるということです。僕が入った頃のIT業界では、「仕事を覚えるんだったら都会に行け」「東京・大阪で仕事をしなさい」と言われていました。私も若い頃から単身赴任を経験してきましたが、技術を学ぶためには仕方ないと思っていたんです。でも今や時代は変わりました。地元で家族のそばにいながら、東京・大阪の仕事ができるというのはすごく大きな魅力だと思います。

地元に帰って実感した、家族と過ごす時間の大切さ。

これからは仕事をする場所を問わない時代です。働き方もどんどん変わっていくと思いますね。会社にはたまに顔を出すくらいで、普段は自然に囲まれた土地で、野菜や米を育てながらITの仕事をしてもいいわけです。これからはそんな働き方ができる時代じゃないでしょうか。

私は長く、東京・大阪への単身赴任生活をしてきて、25年間、家族と離れて暮らしてきました。そのときは仕事に一生懸命で、あまり気にはしていなかったのですが、いざ地元に帰って家族と過ごしてみると、毎日の楽しさが全然違うんですね。家族といっしょにご飯を食べたり、親を旅行に連れていったり、そんな時間の大切さをしみじみ感じました。
 
また地元に帰ってくると、同級生や知人と会う機会も増えます。新たな関係を築くことができ、東京・大阪時代にはなかった、仕事以外のつながりがひろがるんですよ。おかげで私の人生も、かなり豊かになった気がします。