システムエンジニア

【インタビュー】リアルとオンライン。 地方に拠点があるから、 ハイブリッドな働き方ができる。

長谷川 修造(34) 2022年入社

2年間、熊本から福岡に通勤。

私の出身は福岡です。前職は福岡県内に本社があるSIer企業。新卒で入社して以来11年間、SEとして地場ユーザー向けのシステム導入やサポートに携わっていました。

転職のきっかけは、通勤の問題でした。ずっと福岡に住んでいたのですが、結婚を前提にお付き合いしていたパートナーが熊本在住だったので途中で熊本に引っ越しまして、2年間は熊本から福岡の会社に通勤していたんです。通勤時間は、高速バスで片道2時間(苦笑)。さすがにだんだんしんどくなってきて、熊本で働けるIT企業を探すことにしたんです。

転勤がなく、開発に専念できる。

転職活動では数社から内定をいただきました。もっと給料が高いところもあったのですが、そういう会社は、全国企業の熊本支社。転勤のリスクがありますよね。その点、この会社は転勤がありませんし、いい意味でガツガツしていないところにもひかれました。例えば前の会社は、SEの自分も商談に行き、仕事をとってくる役割も担っていたんです。売上目標みたいなものも持たされていたので、プレッシャーもかなり感じていました。その点、この会社はエンジニアが営業活動をする必要はなく、開発に専念できるところも魅力的でした。

早く戦力になるための仕組みがある。

現在は「Informatica」のチームに所属しています。総勢20人程度のチームで、私はデータ基盤を作る開発の支援や、さまざまなルール作りの開発を担当しています。

初めての転職でしたが、スムーズに仕事に入ることができました。最初は1か月くらいかけて、しっかりトレーニングさせてもらえましたし、チームごとにカリキュラムがあり、実際の仕事に直結する内容だったので、とても役に立ちました。この会社には、新しく入ってきた人が早く戦力になれるための仕組みがあるなと実感しました。

転職して大きく変わったのは、仕事で話す相手です。前職では、ITのことがあまりわかっていないお客様と話すことが多かったんですよ。だから理解してもらうのに時間がかかったり、理不尽な怒られ方をすることもしょっちゅうでした。でも今はSCSKの人と話す機会が多く、相手もITのプロ。こちらからのアウトプットを正当に評価してもらえるので、やりがいが違います。

会社から守られている実感。

実際に働いてみて、「会社から守られているな」ということも強く感じます。有給休暇にしても、前職のときは売上目標を達成させることが大前提だったのですが、ここでは有給を取ることが前提。そのうえで仕事の計画を立てることができます。私は年度途中で入社したのですが、1年目から14日の有給休暇をもらうことができました。もちろん全部使いましたよ。「使わないといけない」という会社からのプレッシャーを感じまして(笑)。そんなうれしいプレッシャー、初めてだったので、最初は戸惑ってしまいました(笑)。

2年目の今年は、ゴールデンウイークの中日に有給休暇を取り、鳥取まで旅行に行ってきました。車でのんびり旅する、2泊3日の夫婦旅行。そういう旅行もこれまでやったことがなかったので、とても楽しかったです。今年度の有給休暇はまだまだ残っているので、福岡へ行って、地元の友達と遊びたいなと思っています。

19時には帰宅し、猫とのんびり。

残業も減りましたね。前職時代は月に30~40時間残業をしていましたが、今はその半分。平均すると18時台には会社を出ています。

通勤も楽になりました。以前は熊本から福岡まで2時間かかっていたので、残業すると、自宅に帰り着くのはいつも22時すぎ。疲れている時は新幹線を使うこともありましたが、その費用は自腹だったんです。でも今は、路線バスで会社まで10分ほど。歩いても30分くらいなので、季節がいいときは歩いて通勤することもあります。

それでもだいたい19時には帰宅でき、その後は夫婦で夕食を食べ、猫2匹と遊びながら、のんびり過ごしています。転職して、妻もすごく喜んでいますね。二人の時間が増えましたし、私も家事をするようになったので(笑)。

県民の誇り・熊本城を、夫婦の本籍地に。

私はコロナ禍のさなかに熊本に移住してきたので、まだあまり出かけていないんですよ。だから熊本のことを知るのはこれから。でも熊本に来て、熊本城の見方は変わりました。熊本城は県民の誇りなんだと、住んでみてわかりましたね。会社からもすぐに見えるところにあるんです。震災からの復興の経緯もあって、熊本城を見ると感慨深い気持ちになります。ですから結婚を機に、本籍地も熊本城の本丸の住所にしました(笑)。

あと、熊本は水道水がおいしいんです。福岡に住んでいたときはめったに飲むことはありませんでしたが、熊本ではいつも飲んでいます。おいしいし、安いですしね(笑)。

悩みがあるとすると、ときどき、博多ラーメンが恋しくなることかな。こっちでおいしい店をまだ見つけていないんですよ。これからいろいろと出かけて探したいと思っています。

今はまだない領域に挑戦したい。

これからの目標は、熊本開発センターをさらに拡大していく一翼を担っていくこと。そのために、SCSKの信頼をもっと勝ち取って、プロジェクトを増やしていきたいと思っています。これまではニアショアに来ていなかった領域や、もっと上流の工程などを、熊本で任せてもらえるようになりたいです。

また前職でのキャリアも、もっと活かしていけそうだなと感じています。お客様と折衝してきた経験や、前職で鍛えられた営業ノウハウを、この会社のために活かしていきたいです。それが、外から来た自分に求められていることだと思うから。

エンジニアの選択肢がひろがる会社。

もう1つ、転職してよかったと思うのは、帰る場所ができたこと。東京だとちょっと遠いけど、熊本なら気軽に福岡に帰ることができます。しかもそれがすごく新鮮なんですよ。だから今、福岡に帰るとワクワクします(笑)。これは、ずっと福岡にいたままじゃ、味わえない楽しみだと思いますね。

福岡から東京に出て働いている友人もたくさんいます。でも、「今は東京だけじゃないよ」と言ってあげたいですね。リモートの技術が進んだ今、働く場所は関係ありません。だったら、地方でゆとりのある生活をするという選択肢があっていいと思う。ただ、そのときに心配なのは、地方での仕事だと思うんです。確かにSierの場合、地方に行くほど市場が小さくなり、魅力的な案件が少なくなる傾向があるのも事実でしょう。でもこの会社は違います。手がけるのは、東京の案件。しかもこの会社なら、出社と在宅、リアルとオンラインを、組み合わせて働くことができます。それは各地方に拠点があるから、できること。そこがこの会社の強みであり、大きな魅力だと、働いてみて改めて感じています。

※記事内容は取材当時の情報です