秋田開発部 部長

【インタビュー】できたばかりの拠点だからこそ、社員も仕事も大きな可能性を秘めている。

秋田開発部 部長 福岡喜幸さん(56)

東北の新拠点に、秋田が選ばれた理由。

秋田開発部は2020年に設立された若い拠点です。東北では、岩手に次ぐ2番目の開発拠点になります。現在の役割としては、流通業むけのシステムを中心とした開発・保守・運用に取り組んでいます。

スタッフは、社員とビジネスパートナー社員含めて約40名。社員は東京からUターンしてきた人も多く、2021年春は地元の大学から4名の新入社員も仲間入りしました。

秋田に拠点を設けた理由はいくつか考えられますが、最も大きかったのは、自治体のサポートが手厚いことだと思います。進出後も非常に協力的ですし、県や市、秋田大学、秋田県立大学、企業(情報産業協会)による産官学連携もさかんです。また秋田県は、秋田市に人口が集中しており、良い人材を集めやすいというメリットもあったと思います。

秋田駅から徒歩3分。雨でも濡れずに出勤できる。

私の出身は神戸。大阪、名古屋の勤務を経て、2021年の春から、秋田に赴任してきました。秋田に来てみてまず感じたのは、県民性がいいなということ。スタッフの大半が秋田出身者ですが、皆さん非常にまじめで、もくもくと仕事をしてくれます。シャイなところもありますが、その一方で、物事に対する熱意もしっかりと持っていて、社内で新しいプロジェクトの公募をすると、すすんで手を挙げてくれます。

職場も、とても便利の良いところにあります。秋田駅からは徒歩で3分ほど。駅前にある「大屋根通り」というアーケード街を通れば、雨の日でも濡れずに出勤することができます。周辺にはランチやディナーのお店も豊富にありますよ。

初めての秋田ライフで見つけた、お気に入り。

現在私は、そんな職場から歩いて4分のところに住んでいます。単身赴任ですが、秋田はとても暮らしやすいですね。夏になると30度を超える日が続きますが、前任地だった名古屋に比べると、湿度が低いからでしょうか、しのぎやすく感じます。お酒はやっぱり、日本酒がおいしい!飲みやすい地酒が多いので、こちらにきてすっかり日本酒党になりました(笑)。

お気に入りの場所も見つけました。秋田駅から車で30分ほどの場所にある大森山公園です。日本海から秋田市内までを一望できる展望台があって、夜景がとてもきれいなんです。それでいて秋田県民も知る人ぞ知る穴場スポットなので、意外と人通りも少なく、眺望をゆっくり楽しむことができます。

副業で地域に貢献することも可能。

秋田開発部の今後の展望としては、2022年度末までには100名体制にしていきたいと考えています。できたばかりの若い拠点だからこそ可能性を多く秘めていますし、社員の成長の余地も大きくあります。社員の成長を基盤に、秋田でできることを増やしていきたいし、秋田の強みを見出し、強化していきたいと思っています。

地域への貢献も、大きな目標の一つです。社員たちが「地元に貢献できている」と実感できる組織にしていきたいです。

また当社は「副業制度」も持っていますので、この制度を活かして地域に貢献することもできます。例えばIT技術を使って、地元のお手伝いができる何かを見出してもらえたらうれしいですね。地元にとってもいいことですから。

地方だからこそ、質の高い仕事ができる時代。

これからのエンジニアにとって、地元にいながら東京・大阪の仕事ができる、というのは大きな魅力だと思います。生まれ育った場所で仕事ができたら、精神的にも安定するでしょうし、より質の高い仕事ができるはずですから。

私が若い頃は昭和の働き方で、残業も当たり前。時間で稼ぐような働き方でしたが、今はもう、そういう時代ではありません。現に当社では、残業は1月20時間以内。おかげで私自身の働き方も変わることができています。

地方のハンデも、もはやありません。コミュニケーションツールがどんどん発達していますからね。秋田にいても、最新の技術を使った仕事ができます。

ですからぜひ、秋田に来て、この若い拠点をいっしょに育てていってほしいと期待しています。