石川開発部 部長

【インタビュー】加賀百万石の時代から受け継ぐものづくりの文化を、 未来のIT開発に活かしたい。

石川開発部 部長 新井秀徳さん

北陸エリア最大の都市・金沢に2020年に開設。

石川開発センターは、2020年4月にできた新しい拠点です。会社が進めるドミナント戦略の一環として、歴史のある福井開発センターの近くにもう1つ、石川県に拠点を設けました。県庁所在地の金沢市には約48万人の人口があるうえ、IT企業も多く、技術者もたくさんいることが拠点開設の決め手になったのだと思います。

現在の社員数は20名程。現在も継続して採用活動を行いながら開発体制を整えつつ、ものづくりに取り組んでいます。初期は福井の開発案件を一緒に手掛けるところから始め、現在は石川独自の案件にも挑戦しています。
新しい拠点なので、集まった人材たちもやる気に満ちています。社内にエネルギーを感じますね。まだまだ未完成な部分も多く、走りながら考える場面も多いのですが、そこが逆にやりがいとなっているのだと思います。

歴史と四季が香る金沢は、歩いているだけでも楽しい。

私自身は長野の出身なんです。金沢に新しい拠点を作ると聞いて、自分から責任者に立候補しました。それまで0から拠点を立ち上げる経験はやったことがなかったし、面白そうだ!と思いましてね。

金沢で暮らすのは初めてでしたが、もともとお城や神社仏閣が好きなので、まちを歩いているだけでも楽しいです。石川開発センターのすぐ裏手には、金沢城公園や兼六園もひろがっているんです。まちの中心部を流れる犀川沿いは桜並木になっていて、春はすごくきれい。秋は香林坊界隈の紅葉がきれいですし、金沢のまちは季節ごとに美しい表情を見せてくれます。

北陸新幹線開通後は、東京への行き来もグンと便利に。

金沢は東京からも意外と近いんですよ。北陸新幹線を使えば、東京まで2時間半。東京はもはや、日帰り圏内になりました。

東京には、「本当は地方で働きたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。でも、「仕事がなぁ…」と迷っているんだと思います。ところが当社なら、地方でも東京の仕事ができるんですから、東京にこだわる意味もなくなってきました。逆に私などは、「東京で働く魅力って?」と思ってしまうほど。金沢に限らず、地方は通勤も楽ですよ。東京では通勤に2時間かかるのもざらでしょう?そこから解放されるだけでもゆとりが生まれますよね。会社の時間とOFFの時間の切り替えもしやすいですし、そのうえ地方は子育ての環境もいいです。子どもがおおらかに育つと思いますね。

3年後には100名体制へ。上流工程にも積極的に挑戦。

かつては「ニアショア」というと、下流工程というイメージがあったと思うんです。でもそれでは、社員の成長の機会が少ないんですね。これからは上流工程にもどんどん挑戦していきたいと思っています。そのために求められるのは、自ら進んで課題を見つけ、提案できるような自立型の人材なんです。

石川開発センターの目標としては、立上げ3年後にビジネスパートナー社含め、100名体制にしたいと考えています。と同時に、石川だからできる仕事を増やしていきたいと思っています。

金沢で暮らしていると、まちのあちこちで、加賀百万石の時代から受け継がれてきたものづくりの歴史と文化を肌で感じるんですよ。そうした風土を活かさない手はありません。金沢のものづくり文化を社内に取り込み、最新のIT技術と融合させながら、希少で価値の高い仕事に挑戦していきたいですね。