システムエンジニア

【インタビュー】夫の転勤で、鹿児島へ。もう転職したくないから、この会社を選びました。

塚本 晴子(38)2018年入社

全国の地方に展開している点も魅力。

私の出身は、広島県です。大学から東京に出て、卒業後も東京でシステムエンジニアをしていました。鹿児島に来たきっかけは、夫の転勤です。夫が鹿児島に転勤することになったのですが、私が当時勤めていた会社は、鹿児島に拠点がなくて。当時は2人目の子どもが生まれたばかりでしたし、いったん仕事を辞めて、夫についていくことにしたんです。

鹿児島に来て、最初は専業主婦をしていましたが、半年が過ぎた頃から仕事がしたくなり、転職活動を始めました。希望職種は、システムエンジニア。また、2人の子育てをしていたので、子育てと仕事を両立しやすい会社を探していました。そして見つけたのが、SCSKニアショアシステムズの鹿児島開発センターだったんです。鹿児島の拠点は当時、立ち上がったばかりでしたが、SCSKは大きな会社。働き方改革も進んでいると聞いていたので、自分のような子育て中の人間に合うんじゃないかと思いました。

もう1つ、魅力を感じたのは、全国の地方に拠点を展開していること。将来的に夫がまた転勤することになっても、自分も異動できるんじゃないかなと思ったんです。何度も転職したくないし、できるだけ長く働きたいと思っていましたから。

3人の子育てとエンジニアの仕事を両立。

私が入った頃は、鹿児島開発センターもまだ人が少なくて、20人もいたでしょうか。でも当時から活気がありましたね。最初はあるメーカーのシステム運用のプロジェクトを担当。その後、3人目の子どもが生まれたので、育休を取得し、復帰後は携帯電話の店舗管理システムの開発・保守のチームで働いています。

子どもは今、上から9歳、7歳、3歳。毎朝6時に起きて、6時半に子どもたちを起こして送り出し、8時半に下の子を保育園に送ってから、出社しています。子どもが3人いると忙しい毎日ですが、この会社は時短勤務がありますし、学校行事があるときは在宅勤務にすることも可能。柔軟な働き方ができるのですごく助かっています。

最近は「時間休」という制度も始まりました。1時間単位で休みが取れるようになったんですよ。先日も弟が鹿児島に来たので、2時間休んで一緒にご飯を食べて、また仕事に戻りました。そういう柔軟な働き方をこの会社は問題なく許容してくれます。

職場の理解。エンジニアとしてのやりがい。

本社で主催してくれている「子育てカフェ」も心強い存在です。全国の各拠点の子育て中の社員がオンラインで集まって、お昼ご飯を食べながら、いろんなおしゃべりをするんですよ。一時期、子育てと仕事の両立でモヤモヤしていたときがあって、子育てカフェで話を聞いてもらい、アドバイスをもらったおかげで、上司に相談することができました。

勤務時間もコンパクト。私は時短勤務を申請しているので、16時に会社を退社することができます。市電を使い、自宅の最寄り駅までは約15分。駅前のスーパーでゆっくり買い物をして、子どもたちを迎えに行っても、17時半には家に着くことができます。
自分だけ早く帰ることになりますが、それぞれの社員に、それぞれの納期があり、自分で計画を立て、責任もって仕事を進めていくことができるので、進捗と時間を調整しながら時短勤務しています。

ただ、時短勤務だからと言って、簡単な仕事を割り振られているというわけではありません。今私が担当している仕事は、私にとっては経験の浅い言語を使いますし、難しく感じます。調べたり、勉強しながら、懸命に仕事をしている感じ。でもそれはみんな同じだと思いますし、エンジニアとしての成長も感じています。

また転職前は社内システムしか扱っていなかったんですが、今は携帯電話の店舗管理システムなので、そのお店に行ったときに、「ここのシステムはお母さんが作っているんだよ」と子どもたちに自慢できることにも、やりがいを感じます。

初めての鹿児島ライフを満喫中。

夫も東京出身なので、2人とも鹿児島での生活は初めてでした。鹿児島は、とっても暮らしやすいです。家族で遊べる公園がたくさんあるし、食べ物もおいしい。特別なものだけじゃなく、スーパーに普通に売っているお肉がおいしいんですよ。牛肉、豚肉、鶏肉、どのお肉を食べても、心から「おいしいなー!」って思う。関東ではなかった経験ですね。野菜もおいしいんですよ。特にゴーヤー、オクラといった夏野菜。トウモロコシは、シーズンになると喜入(きいれ)にある道の駅に行って、箱買いするほど気に入ってます。鹿児島はJAやJF直轄のお店もたくさんあるので、ドライブがてらよく買いに行きます。最近だと、ウニがすっごくおいしかった!

あと、鹿児島にはおいしいパンの店もたくさんあります。どの店もお手頃で、おいしいんです。

桜島も、いつ見てもきれい。火山灰はあまり気にならないですね。噴火してドカッと降ったのは、今までで1回くらいかな。南国なので夏は暑いですが、冬は温かいです。真冬でも、ひなたにいれば平気です。

鹿児島は、子育ての環境もいいと思います。子どもを連れてまちを歩いていると、見知らぬおじいちゃんやおばあちゃんが微笑みかけてくれます。

若い社員のモデルになりたい。

エンジニアとして、ローカルで働くハンデも感じていません。鹿児島にいても、大手企業の案件に携わっていますし、スキルアップできるかどうかも、自分しだいだと思います。

子育て中の社員も最近どんどん増えていて、去年だけで2人出産しました。私が所属しているプロジェクトは50人のメンバーがいるのですが、そのうちの20名が女性。みんな若いので、私がひとつの例になれたらいいなと思っているんです。結婚後も、出産後も、ずっと働けるんだと思ってもらえたらいいし、子育てをしながらキャリアアップしていけることが当たり前になってほしい。子どもは、いつか手が離れます。そのときに、次の目標を考えられるように、働き続けることが大事だと思います。

全国に拠点があるメリット。

転職するということは、生活環境を変えるということ。そこに不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、私は引っ越しが大好き。新しい環境に行くことに抵抗がないんです。それはきっと、仕事を続けているからかもしれません。鹿児島に来て、専業主婦をしている時はさみしさを感じていましたが、この会社に入ってからは、会社の皆さんに本当によくしてもらっています。仲のいい人たちと集まって、天文館に飲みに行ったりもしますよ。そういう日は夫に遠慮なく、「今日は飲みに行きます!」と宣言します。どこに行っても、やりがいのある仕事があれば、楽しく過ごせるのではないでしょうか。もちろん、その土地によって言葉や文化や習慣の違いはあるでしょうが、それが、その土地の良さでもあると思うんです。
 
できればこのまま鹿児島で暮らし続けたいけれど、また夫の転勤があるかもしれません。でもその時も会社を変えずに、私も転勤して働き続けたいと思っています。こんなに働きやすい会社は、なかなかないはずですからね。「子育てカフェ」のおかげで全国に知り合いができましたし、夫の転勤も、もうこわくありません。