システムエンジニア

<岩手県・ 北上市編>動画で感じるLOCALIFE

岩手で働く小原崇司さん(取材時28歳)の実家は、農家。しかしITの世界に興味を持った小原さんは、東京の大手企業に就職し、SEの道に進みました。ところが2年で、岩手にUターン。以来、平日はITエンジニアとして働きつつ、土日は北上市で農業に励んでいます。わずか2年でUターンした理由、そして地元で見つけた自分らしい日々を、日焼けした笑顔で語ってくれました。

小原さんが暮らす北上市は、盛岡から南へ約50キロの場所にあります。のどかな田園地帯が広がる一方で、多くの製造業が進出。近年、人口が急増している伸び盛りのまちです。

小原さんは、一度はそんなふるさとを離れ、東京で就職する決意をしました。ところがあこがれていた大都会で待っていたのは、なぜかモチベーションが上がらない日々。「今思えば、大企業に就職することがゴールだった」と小原さんは振り返ります。自分らしい生き方を探して、原点である地元へ帰り、たどり着いたのが、ITと農業のWワークでした。「周囲からは、つらくないの?と聞かれることもあります。でも全然違う分野の仕事だから平気。それに僕は農業のことを、副業とは思っていないんです。どちらの仕事も、僕にとっては大事なものだから」。

最近はIT技術を農業にも活かせる時代になってきたのだとか。広大な田んぼの上にひろがる青空のように、エンジニアライフの大きな可能性を感じさせるインタビューとなりました。
春になると満開の桜が咲き誇る展勝地。真夏は、緑深くサイクリングにも最適です。
東京で一番驚いたのは、お米の味。故郷で当たり前に食べていたお米って本当に美味しかったんだとハッとさせられました。