システムエンジニア

【インタビュー】車載システムの開発を鹿児島で継続。 キャリアアップの舞台は地元にありました。

M.O(取材当時 39歳) 2021年入社

Uターンが決断できない理由。

私は今、鹿児島拠点にあるモビリティシステム開発部で働いています。前職は関西のSIer企業。客先常駐という形で約13年間、大手自動車メーカーの「車載エンジン制御ソフトウェア」の開発に携わっていました。

設計などの上流工程からテストにいたる下流工程まで、一連の開発プロセスをすべて経験。キャリアの後半では、プロジェクトリーダーとして数人のチーム管理や、お客様との窓口・課題解決の提案なども担当していました。要望どおりに開発を行うだけでなく、現場の不便な点や課題を自ら見つけ、自動化・効率化ツールを自作してチームの作業時間を短縮するなど、主体的に動くことを大切にしていました。

出身は鹿児島でしたので、いずれは両親のそばで暮らしたいという気持ちも持っていました。しかし当時の仕事に大きなやりがいを感じていたので、なかなか踏ん切りはつきませんでした。Uターンできれば仕事は何でもいい、というわけじゃなかったので…。

車載開発の仕事が鹿児島にもあった!

自分としては、「車載開発の仕事を続けていきたい」という強い希望がありました。専門学校を卒業後、関西で就職して、最初に配属されたのが車載システムだったんです。以来、車載ひとすじで、車載に育てられたという気持ちもありましたし、30代になって、今まで点だった知識が線につながって、ようやく楽しさもわかってきましたから。

なので1回、鹿児島で転職情報を調べてみて、車載の仕事がなかったら、Uターンはあきらめようと思っていたんです。ところが、登録していた転職エージェントから連絡があり、「車載開発の募集をしている会社がありますよ」と聞いた時は、驚きました。しかも面接を受けてみたら、それまで自分がやっていた仕事と同じ領域で、新たな案件を立ち上げるという話だったんです。これは運命だと思いましたね(笑)。

キャリアアップの環境としても恵まれている。

入社後はいろいろなチームを経験しました。前職で培った知識やスキルを活かせるのは楽しかったですし、初めての領域に挑戦できるのも自分のメリットになると感じました。その後、新規プロジェクトのリーダーに任命され、入社してからの5年間で、新規案件2件を主導し、鹿児島での立ち上げまでを無事に完遂することができました。地元にいながらにして、これだけ大きな裁量を持って事業の拡大にダイレクトに貢献できることに大きなやりがいを感じています。

自身のキャリアアップの環境としても、非常に恵まれていると感じます。中途入社や社歴の長短に関わらず、意欲と実績を正当に評価してくれる風土があるんです。実際に私も、入社してすぐにリーダーとして新規プロジェクトを任せていただき、その取り組みを会社がしっかり見てくれていたからこそ、6年目にはプロジェクトマネージャーへと順調にキャリアを伸ばすことができました。キャリアアップに伴い、給与や待遇の面でもしっかり還元してもらえるので、次への挑戦にむけた高いモチベーションも持ち続けることができています。

「ゆるさ」が「話しやすさ」を生み出す。

この会社に入ってから、私の仕事観も変わりました。実は入社直後は、社内の雰囲気を「ゆるい」と感じていたんです。前職での経験から、私は「業務中は常に仕事に100%集中し、張りつめているべきだ」という仕事観を持っていました。ですから就業中に雑談が交わされるような環境は、正直なところ、「お金をもらって仕事をしているプロとしてどうなのだろう?」と感じましたし、「自分に合わないんじゃないか?」という葛藤が当初はありました。

でも、直属の上司が教えてくれたんです。なぜこういう雑談を大事にしているのかという理由を、会社の歴史もふまえながら聞いていくうちに、なるほどと納得できました。一見「ゆるい」と感じられるその空気こそが、実は誰もが委縮せずに意見を言える「話しやすさ」を生み出し、プロジェクトを円滑に回すために不可欠な要素なのだということに気づいたのです。この「ゆるさ」の真意に気づけたことは私の視野を大きく広げてくれましたし、チームを率いるうえでも、多様なメンバーの力を引き出すための大きな財産になっています。

人を育て、組織を育てる楽しさを知った。

この環境のおかげで、人としても成長できたと思います。会話をする時も、自分の思いを一方的にぶつけるのではなく、相手のことを考えて、伝え方を工夫できるようになりました。人にはいろいろなタイプがあります。周囲と対話しながら力を発揮する人、1人で黙々と集中してパフォーマンスを上げる人、適度に息抜きをはさむことで生産性を保つ人。全員が自分と同じように張りつめていればいいわけじゃない。それぞれの個性が最も活きるやり方を認め合うことが大切なんだと、この会社に入って学びました。

昔はものを作ることに楽しさを見出していたのですが、今は人を育て、プロジェクトを育てることがとても楽しいです。私のチームは若いメンバーが多いのですが、以前はできなかったことが、できるようになるなど、メンバーの成長を目にした瞬間は本当にうれしく、大きなやりがいを感じています。

帰宅後にふらっとキャンプに行くことも。

この会社に転職してから、自分の時間も増えました。今も朝型人間なので、朝は7時に出社していますが、仕事を終えるのは15時半。16時には帰宅できるので、その後、なんでもできますよね(笑)。買い物に行ったり、そのままキャンプに行くこともありますよ。

キャンプは鹿児島に帰ってきて始めたんです。鹿児島は自然が豊富。キャンプ場もいろいろあります。ちょっと足を延ばせば、宮崎県串間のキャンプ場もおすすめです。もともと自然が好きですし、思い立った時に1人で出かけて、リフレッシュしています。あとは古着屋めぐりが趣味。鹿児島にはこだわりのある素敵な店が多く、お気に入りの一着を探しながら街をのんびり歩くだけでもリフレッシュになります。

生活に余裕ができましたし、仕事とプライベートのメリハリができました。実家も近いので、関西で働いていた時とは気持ちが違います。何かあったらすぐに帰れるという安心感が、私にも両親にも、お互いあると思います。

地域貢献できるのもこの会社の魅力。

SCSKグループが取り組んでいる地域貢献活動「CAMPワークショップ」にも参加しました。地元の子どもたちに、プログラミングやものづくりの楽しさを伝えるワークショップなのですが、子どもたちがトライして、失敗して、フィードバックして、またトライしていく姿を見て、エンジニアとしての初心を思い出しましたね。刺激を受けましたし、とても楽しかったです。

その経験をきっかけに、その後「e-ネットキャラバン」の講師認定も受けました。当社にはボランティア休暇もありますから、それを利用して、平日に小学校に出向いて、子どもたちにITのスキルと楽しさを教える活動を始める予定です。また鹿児島最大のお祭り「おはら祭り」にも会社の仲間が大勢参加しているので、次は自分も!と思っています。普段の開発業務だけじゃなく、会社という枠組みを通じて地域社会に貢献できる機会があることは、一住民としても誇らしいですし、地域との温かいつながりを感じることができます。

地方でも、キャリアをあきらめる必要はない。

地方へのUターンや転職を考える際、「これまでのキャリアを妥協しなければならないのではないか」「地方では成長の機会が減ってしまうのではないか」と不安に思う方も多いかもしれません。私自身も最初は同じような葛藤を抱えていました。しかし当社には、地方にいながら開発に妥協なく挑戦できる環境が整っています。また、お互いの多様なスタイルを認め合える「話しやすい雰囲気」もありますから、1人のエンジニアとしても、これからマネジメントをめざすうえでも、非常に視野を広げられる会社だと思います。
私自身も、20歳の頃からキャリアを積んできた軸をぶらすことなく、これからも車載開発に深く関わり続けていきたいと思っています。と同時に、この会社でやりがいを知った「人を育て、組織を作る」仕事にも力を注ぎ、メンバーが自ら判断して動ける「自律型組織」を構築することが目標です。鹿児島の車載ビジネスをさらに拡大させ、地元の発展や雇用に貢献していきたいと思っています。

当社は、大好きな開発の仕事をあきらめることなく、同時にプライベートや大切な人との暮らしも豊かにしていきたいという方にとっては、これ以上ない環境です。ぜひ一緒に、鹿児島のモビリティ事業を盛り上げていきましょう。皆さんとともに働ける日を楽しみにしています。