宮崎第一開発部 部長

【インタビュー】トップクラスの規模と技術力を誇る宮崎は、働きやすさでも最先端をめざします。

宮崎第一開発部 部長 黒木 敬寛さん

2番目に大きな拠点。経験豊かなメンバーが多いのが強み。

宮崎開発センターは、大きく3つのプロジェクトに取り組んでいます。1つ目は、企業の基幹業務を支援する「ProActive」の開発・保守業務。2つ目は、SCSKグループの社内システムの開発・保守業務。3つ目が、国際金融で使用するシステムの開発・保守業務。ちなみにこれは宮崎だけが担当しているプロジェクトです。

宮崎開発センターの従業員は160人ほどいて、1つのセンターとしては社内で2番目の大きさになります。歴史も約30年と長く、経験豊富なメンバーがたくさんいるのが強みです。スキルに長けた先輩が多いので、新しいメンバーに対してのフォローもしっかり行うことができ、それが離職率の低さにもつながっていると思います。

半年間の育休を取得し、復帰した男性社員も。

年齢層は、40代から50代が多く、30歳から40歳まではやや少ないです。ただ毎年新卒が入ってきていますので、20代はかなり多いです。男女比は、若い世代は半々ですね。結婚、出産をしても続けている社員がたくさんいるからです。2021年は男性3名が育休をとりました。男性が半年間休むのは初めてでしたが、心配はしていませんでした。時間に制約のある社員は納期に縛られないプロジェクトにシフトするなど、当社はかなり融通がききます。サーフィンも含め、自分の好きなことを楽しんでいる姿を見ていると、こちらもうれしくなりますね。今後の良いモデルになってほしいと思っています。

家族のために、自分のために、東京から宮崎へ。

私は宮崎出身ですが、名古屋大学から新卒でSCSKに入社し、東京で働いていました。東京時代はしんどかったですね。特に結婚して、子どもが生まれてからのギャップはすごかった。海水浴場に行くために車で2時間もかかるなんて、宮崎では考えられないでしょう?(苦笑)。独身の時は東京の方がよかったけれど、子供が生まれてからは断然、宮崎に帰りたくなりました。それで29歳の時にUターンすることにしたんですが、当時の宮崎にはIT企業が少なく、困っていた時に当時の上司が紹介してくれたのが、SCS ソリューションズ(今のSCSKニアショアシステムズの宮崎開発センター)だったんです。関東出身なのに、文句も言わずにUターンに付き合ってくれた妻にも感謝です。

今感じる親会社(SCSK)との違いは、地域とのつながりが強いところだと思います。宮崎市や宮崎県と毎月のように採用イベントを一緒に開催していますし、地元の中学生を対象に、当社の若手社員がアルゴリズムの体験授業を行うといった活動もしています。中学生に我々のような地元企業の存在を知ってもらい、将来、地元で就職してもらいたい、というビジョンを自治体と共有しています。

東京の半分の値段で、倍の大きさの家が買える。

暮らす場所としても、宮崎はとても魅力のあるまちだと思います。まず食べ物が安くておいしい。特に地鶏はおすすめです。朝さばいたものが肉屋に並んでいるので、家庭でも新鮮な鳥刺しを食べることができるほど。

宮崎は人柄も温かいです。ご近所の方もフレンドリーで、私は33歳で家を建てたのですが、仲良くなった皆さんと家族ぐるみでお付き合いをさ
せていただいています。

家の値段も、東京とは全然違いますよ。東京のほぼ半分の値段で、倍の大きさの家が買えます(笑)。自宅から会社までは車で通勤していますが、通勤時間は20分くらい。社内の若いメンバーの多くは会社の近くに住んでいて、徒歩で通勤しているようです。宮崎市の中心エリアでも、月5万円ほどで借りられるようですよ。

転職者の受け入れ態勢にも自信あり。

宮崎開発センターは、転職者を受け入れる風土や制度にも自信があります。毎年のように転職者が中途入社してくるので、そこは会社もメンバーも経験豊富。仕事の幅も広いので、1人1人にマッチする仕事が見つかりやすいのも、宮崎開発センターの良さだと思います。

現在はオンラインを通じて、東京だけでなく、中国とも直接つながって仕事をしていますし、その次はベトナムとのプロジェクトも始まります。働く場所のしばりや、グループ内の垣根はどんどんなくなっており、エンジニアにとってはますます選択肢が広がっていくでしょう。そうなれば、エンジニアにいかに選ばれるかが、今後の重要なテーマになっていくはずです。だからこそ現状に満足せず、仕事の質や働き方の質の向上を図りながら、エンジニアや学生、自治体に選ばれる企業をめざしていきたいと思っています。