本田さん,インタビュー中
システムエンジニア

【インタビュー】初めて暮らす熊本を、自分のキャリアの集大成の地に!

本田 明(47) 2020年9月入社

東京生まれながら、長野で管理職として活躍。

私は東京の出身です。大学は京都。専攻は人文学部だったので、もともとはコテコテの文系だったんですよ(笑)。でも私が就活していた頃は就職難の時代でしてね。卒業後はしばらく、京都の小さな現像所でフリーターをしていたんですが、転機は28歳のとき訪れました。大阪にあるシステム会社にエンジニアとして就職したんです。システム業界はこれから伸びていくだろうと思ったし、未経験でもOKだったのでね。スキルを身につけたい一心で、ITの世界に飛び込んだんです。

それからは、SEひとすじ。30歳のときに長野県にあるシステム会社に転職し、ここにくる直前はソリューションシステム部の副部長を任されていました。600名規模の会社で、長野の本社を置きながら全国展開もしていたんです。ですから私にとっては以前から、地方で開発するということが当たり前になっていました。
熊本城再建

移住しても、仕事の質は落としたくなかった。

熊本への移住を考えるようになったきっかけは、2016年の熊本地震でした。両親ともに熊本出身で、6年ほど前から熊本で暮らしていたんですよ。そうこうしているうち、大きな地震が起きて…。台風や豪雨の被害も毎年のように起きているし、離れて暮らしていることが、だんだん心配になってしまったんですよね。そこへ新型コロナの問題が起き、世の中の働き方が変わってきた。私自身、どこででも仕事ができる自信がありましたし、社会的にもリモートワークが認知されてきたこのタイミングで、両親がいる熊本へ行こうと決断したんです。

SCSKニアショアシステムズを選んだ最大の理由は、仕事のレベルを落としたくないと思っていたからです。しかも熊本開発センターは2018年にできたばかりで、いろいろな体制を作っているところ。だからこそ課題もまだあるはずで、そこに自分のこれまでの経験が役に立てば、と考えたんです。

入社してみてまず感じたのは、若さですね。メンバーの年齢が若いし、仕事に取り組むエネルギーにも勢いを感じます。リーダー層も活発に意見を交換していて、職場に活気があふれています。
執務中の本田さん

熊本は九州の真ん中。夫婦での温泉めぐりも楽しみ!

住まいは、両親の家の近くにマンションを借り、路面電車で通勤しています。熊本の住み心地ですか?こちらに引越してきて1ヵ月ちょっとなので、まだあまり出歩いていないんですが、海が近いのは新鮮ですね。前に住んでいた長野は海なし県だったので(笑)。ですから熊本は魚が本当においしいです。種類も豊富だし、普通のスーパーにもいいものが揃っています。

京都出身の妻も、熊本へ来ることを楽しみにしていたようです。長野より熊本の方が都会ですしね(笑)。今は自転車であちこち出かけているみたい。生活に必要な施設がすべて自転車圏内に揃っているコンパクトさも、熊本の魅力だと思います。これからは九州のいろんなところ巡ってみたいですね。特に温泉巡りは楽しみ!熊本は九州の真ん中にあるので、旅行も便利なんですよ。
通勤中の本田さん
黒川温泉

地方にハンデはない。成長に年齢は関係ない。

昔と違い、地方での分散開発については、クライアントの認識も確実に変わってきています。以前は「地方でうまくできるのか?」という心配の声もありましたが、今は地方で開発するメリットをクライアント自身もわかっている。あとは開発する私たち次第だし、東京と変わらないものが作れるという確信はありますね。

SCSKは業界ではビッグネーム。これからどんな仕事ができるのかわくわくしていますし、SCSKが構築してきた体系的なやり方を学んでいけることで、私自身ももっと成長できそうだと楽しみにしています。

成長に年齢は関係ないと思うんです。1度の人生なんだから、やりたいと思うことをやった方がいい。もはや地方だからというハンデはないし、逆に、地方だからできることはたくさんあります。それを知ることがこれからの人生の楽しみだし、自分のキャリアの集大成として、熊本開発センターを大きくしていくという新しい目標ができたことが、うれしいんです。
インタビュー中の本田さん